オークションを利用した子供服の入手法
(設定日:2002/07/31)

子供服というのは意外と買いやすそうで買いづらいものだと思います。子供服売り場にいるのは子供づれの親子、子供づれのお母さんくらいで男の方が単独で売り場にいることは非常に稀です。少なくとも私は見たことがありません。その中に混じって男の方が服を選ぶ姿は非常に不自然に見えます。もちろんだからと言って「あなたロリコン?」と声を掛けられたり(思ったりすることはあるかな)、(子供を誘拐してんじゃないかしら)とか思われたりすることはまず無いと思います。人には人の事情がありますし、余計な詮索は最近の風潮でする人はいないです。逆にいえば少しの恥ずかしさを乗り切ればどんなものでも買える今の世の中は非常にありがたいです。

とはいえ、恥ずかしいことには変わりないのでどうしたら気兼ねなく子供服を購入することが出来るでしょうか。一番簡単な方法はやはり通販でしょう。セシ○ルやら○趣会やらフェリ○モやらム○ウ、これらを利用すれば一発。
しかし、私のように家族と同居している者にとっては通販というのは諸刃の剣であります。といいますのは、確かに簡単に手に入れることは出来るのですが、その後、必ずと言っていいほど分厚いカタログが届きます。特に子供服等中心に購入していると別冊で子供服のみのカタログも来る通販会社もあります。家族がドールの所持を知っているのなら問題はありませんが、そういった偏ったカタログを見て少なからず不信感を持つようになります。あと、度重なる郵便物にも「何をやっているのやら・・・」と思われても仕方の無いことです。

では、どうすれば気兼ねなく子供服を購入することが出来るのか、手っ取り早い方法は一人暮らしをして気兼ねなく通販を利用して優雅に自分のパートナーと暮らす。しかし、それが出来ないと言う人にオークションを利用した子供服の購入方法を教えましょう。「そんなの自分の好みの服を見つけて入札すれば良いじゃん」と思った方。この長ったらしい文を共感を持って読んでくださった方がそう思ったのならそれは甘いです!たしかに直接顔を付き合わせることはないので気軽に入札出来ます。しかし、問題は落札後です。出品者がどういった主旨で出品したか、どこにでもあるような服ならその筋の人が買ってくれるだろうと期待は出来ますが、物がブランド品で高かった場合(メゾ○アノとかだったら平気で定価30,000円位するし)どうでしょう。子供はすぐに大きくなり、当然着れなくなります。ましてやそういった服はよそいき用とたいてい位置付けしますので2,3回着用で出品ということもよくあります。そのような出品物に対して、性を目的とした落札者に売りたいという気がおきるでしょうか?もちろん出品者にはそんな細かいところまではわかりません。が、前に何を落札したかでどのような用途で使用するのか憶測は容易につきます。しかも、メールアドレスも当然に知られ、住所と本名まで公開しなければ品物は届きません。長くなってしまいましたが、私が実践しているオークション利用法をお教えいたします。


1.業者出品と一般出品を見極める
業者が出品しているのか一般の方が出品しているのかまずはわけます。
一般出品者の場合、まず新品は出品しませんので「新品、タグ付」という文字を見たらまず業者出品です。
ただし、その出品者の出品数が10以下くらいなら一般出品の可能性ありです。
同じ商品でサイズ違いをそれぞれ出品していたらほぼ間違いなく業者です。
業者出品への入札の利点は商売として多売している為、機械的に処理せざるおえなくなり、どんな用途なのか思う暇も必要もありません。しかも、中間業者を通さないこともあるのでわりと低価格で手に入ることもあります。


2.商品説明はよく読む
これはオークションに限らず、すべてにおいて説明は読んでおいたほうがいいです。稀ですが、業者もしくは出品数の多い一般の場合、取引方法があらかじめ決められていることがあります。大抵は落札したら出品者から連絡は来るのですが、落札確認メール(オークション主催者から)に取引方法が書いてあったりします。

3.発送先
親と同居しているものにとってこれが一番の難点です。別のところにも書きましたがうちでは封筒で誰宛か判断するので不意に開けられることがあります。最近の例ではクレジットカード会社から送られてきた明細書を開けられてしまいました。そこで思いついたのは「私設私書箱」「郵便局留」「営業所止」の三つです。

「私設私書箱」
個人が開設している私書箱。郵便局の私書箱は毎日一定数量の郵便物が無い限り作れないが私設私書箱は毎月お金を払えばすぐに開設できる。私書箱といってもよく見る「私書箱50号」とかいうのではなく、普通の住所で、取り置きしてくれる施設です。利用料金はまちまちです。スポーツ新聞の3行広告欄によく載っています。


「郵便局留」
私としては一番これがお勧め。「○○都道府県○○郵便局留」と封筒に書けば指定された郵便局に一定期間取り置きしてくれます。これは普通郵便に限らずゆうパックでも特殊郵便(例:書留)でもできます。しかし、郵便局は5時までしかやっていないから取りに行くのはちょっと困難かもと思っている方。その心配はありません。確かに近くの小さな郵便局(無集配局)では夕方5時までがほとんどですが、いわゆる本局(集配局)といわれる大きい郵便局では営業時間が違います。例として東京の新宿郵便局を上げますと、午前9時から午後7時までやっています。7時でもちょっと間に合わないかもと思ってしまうのは早計です。実は郵便物に関しては7時過ぎても受付するシステムがあります。それが「ゆうゆう窓口」というものです。新宿郵便局では365日24時間受付しています。切手を買いたい、小包を出したいというときに利用できますが、もちろん局留めの引き取りも出来ます。自分の都合のよい郵便局を探し
たい方はこちらからどうぞ


「営業所止」
いわゆる宅配便で郵便局留めと同じく営業所(もしくは支店)で取り置きするシステムです。いつまで取り置きしてくれるのかはわかりませんが、郵便局では取り扱うことが出来ないでかい品物の引取りの場合便利です。全部の宅配業者でやっているのかは不明ですが、少なくとも「ヤマト便」「佐川急便」「日本通運」はやっております。どこが利便性が高いかというとやはりヤマトでしょうね。佐川で一回支店止めにしてもらったのですが、一番近い支店で車で30分のところでした。ヤマトなら営業所は数多くあります。詳しくは各宅配便のHPでご確認ください。
で、オークションを視野に入れますと佐川、日通を使う出品者は皆無といったところです。だいだいがクロネコかゆうパックです。

4.発送先の連絡メール
落札できたら出品者から何らかの方法で取引方法の連絡が入ります。支払方法は現在銀行振込が主流です。銀行振込だと自分の口座とか知られてしまうのではと心配なさる方がいるらしいですが、相手方の通帳には自分の名前と金額しか記載されませんのでご安心を。でも銀行には知られるかな。それにしたってそれぞれどういった用途で振込んだかなんていちいち調べるわけにもいかないですし、振込名義人も変えられるし、心配するだけ損です。
あ、でも振込名義人を変えると後で大変になるかも。というのは、もし郵便局留をした場合、集配局では必ず本人確認をします。つまり、自分であるということを証明する書面(免許証等)とハンコがないと郵便物を受け取ることが出来ないのです。無集配局の一部ではそれをせずに渡すところがあるということを聞きましたが、確認すると思ったほうがよいでしょう。そこで振込名義人の名と送り先名義人の名が違えばおかしいと思うかもしれません。これは考えすぎだと思いますが、念には念を入れて自分の名前を使ったほうがよいでしょう。
発送先の指定ですが、ココに送ってください、といって局留、営業所止を指定するのもよいですが、私は「日中は家にいないので申し訳ないですが、下記に送っていただけないでしょうか」とメールしています。これなら一般出品者からでもある程度の不信を拭い去ってスムーズに取引できると思います。


長文になってしまいましたが、この方法がお役に立てれば幸いです。
この他にもっといい方法があるという方はご連絡ください。ここにその方法を追加いたします。


※補足事項
「私設私書箱」の説明中、「郵便局の私書箱は毎日一定数量の郵便物が無い限り作れない」と書きましたが、特にそういった規定は郵政事業庁(2003年4月から日本郵政公社)にはありません。飽くまで郵便局の不文律というか、いつのまにかそういったことになってしまったようです。実は私も高校の頃作ろうと思ってお願いに行ったところそういった理由で不許可になりました。これは数ヶ月前に同じ理由で許可がもらえなかった方が郵政事業庁に問い合わせて新聞にも掲載された事項による補足です。ただ、だからといって誰でも私書箱が作れるようになったかというとそこはお役所ですからどうなってることやら・・。(2002/11/25)

「4.発送先の連絡メール」の説明中、「自分であるということを証明する書面(免許証等)とハンコがないと郵便物を受け取ることが出来ないのです。」とありますが日本郵政公社に組織変更後、普通郵便のみ自分であるということを証明する書面(免許証等)のみで受け取れるようになったようです。もちろん小包等受け取りが必要なものについてはハンコも必要になります。まぁ、しばらくは両方用意したほうがよろしいかと思います。

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