ゆうちゃんを立たせてみよう Part2

前に作ったドールスタンドはゆうちゃんを立たせたい一身で即興で作ったなんとも頼りないスタンドでした。

欠点を挙げればきりないですが、挙げるとするならば壁に板を立てないとならないので移動が出来ない、

不安定、ゆうちゃんと同じくらいの幅、高さがあるので隠し場所に困る、というところですね。

そこで、さらに思考を重ねてなんとか簡単に、しかも安くする方法を思いつきました。専用スタンドを作るほ

ど器用でもないし、とにかく時間のかかることは嫌いという(割には思考時間がやたら長いですが)グウタラ

な私が考えたものが下記のドールスタンドです。


それでは材料の説明です。
ギタースタンド
これは楽器屋さんに売っています。
需要が多いせいでしょうか、お茶の
水の楽器専門店街に行くと店先で
500円以下で売られています。
金属パイプ
今回製作に使った上記金属パイプは
ステンレス巻き直径19o、長さ910o
です。ですが、ステンレス巻きは加工
しづらいのでやめておきましょう。長さ
はもう少し短くてもよさそうです。
ドリル・万力
加工する道具です。
うちにはこれらのものがありましたが
無い方はDIYショップ等で加工してくれ
るお店がありますので相談してみまし
ょう。

以上です。


作り方
まず、左の画像の赤枠をご覧ください。これはギターを
支えるための台になっています。この台は取り外しがで
きるようになっています。
要するにこの赤枠の台を上に持ってきてドールのわきに
置けばいいだけの事です。

その為には緑枠の棒を加工しなければなりませんが、
思ったよりも短く「ゆうこ」の背丈が限界でした。しかも
まっすぐにしようとしたら思った以上に脆くパキっともげ
てしまいました。
そこで、この棒は使わないことにして新たに金属パイプ
を購入することにしました。ちなみにこのスタンドは高さ
調節が出来ますので別のパイプでも長さが調節できます。
これが上記赤枠の台を取り外したものです。
未加工で「ゆうこ」の脇幅にぴったりでしたのでこれ以
上の加工はしませんでしたが、「ようこ」「さちこ」「るみ
こ」の場合は幅を広げなくてはならないと思います。
上の台の拡大画像を見ますと溝が出来ています。この
溝によりすっぽ抜けずに安定しています。この原理をそ
のまま戴くために金属パイプの登場です。
上記材料説明に910mmと書いてありますが、実はこ
れ少し長いです。あと100oくらいは短くても大丈夫で
す。この長さだと一番下まで落としてやっと「ゆうこ」の
脇までの長さでしたので。

そこで穴をあけるのですが、材料説明で書いたとおり
ステンレスはやめましょう。ステンレスの特性で粘りが
あり穴をあけるという加工では思いっきりバリが出てし
まいそのバリ取りが非常に大変になります。私のものも
完全にバリは取りきれませんでした。

それで穴をあける位置ですが、まずドールの脇までの
高さを測ります。その長さの位置にパイプに穴をあけ
てください。ただし、その場合ですと基準となったドール
より背の低いドールはそのスタンドは使えませんので
「ゆうこ」を基準で作ったほうがいいと思います。ちなみ
に参考値として740oとお答えしておきます。

その後の作業ですが、実は、これで終わりです。つまり
これで完成ということになります。自分で穴をあけると
いう作業をショップにやってもらえば自分でやることと
いえばドールの脇までの長さを測るだけという実に簡
単な作業で終わってしまうという、しかも工賃を含めた
としても2000円もいかないという等身大ドールスタンド
としては破格の金額だと思います。
左が完成したものです。

ギタースタンドは斜めに傾いてますので3本の足のうち
一番短い足を調節してまっすぐに立てましょう。ハルミ
製ドールの重さなら十二分に持ちこたえられます。
実際に立ててみました。

画像が暗くてわかりづらいですがしっかり立ってい
ます。後ろ向きの画像は日焼けがひどくなっていま
すのでこれでご了承ください。